【感想】花の嫁入り 桃酒奇譚 天狗録 雅白 冬ノ熊肉
久しぶりの更新。更新しない間に熊肉さんにハマり気がついたら過去作も揃えてました。
個人的に先月発売の作品だと雅白が1番好きです、時点で浦井雅臣。
しゅしゅの舞台俳優モノはストーリーが地獄でした。声優を推している人間からすれば肝が冷える話。
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花の嫁入り ―桃酒奇譚 天狗録―/冬ノ熊肉 | irisquartz
花の嫁入り -桃酒奇譚 天狗録(ももざけきたん てんぐろく)- / 冬ノ熊肉
- アーティスト: 冬ノ熊肉
- 出版社/メーカー: iris quartz
- 発売日: 2019/08/30
- メディア: CD
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花の嫁入りは、村のしきたりで山の神の天狗に嫁入りさせられるヒロインと天狗のお話です。
嫁入りといっても、本来は村の領主の娘が嫁入りするはずなのですが貧乏な家の主人公が身代わりで嫁入りさせられたので肋が浮くほどガリガリなのに雅白は人間の事はあまり知らないので扱いが雑なんですよね。人外あるあるです。
主人公が身篭るまでガツガツするつもりだったのですが、さすがに数日間ずっとされて主人公も限界がきます。天狗は睡眠食事を取らなくても平気なのでそこらへんが人間とは違うんですよね。
そこからは反省して甲斐甲斐しくお世話してくれますし、主人公が回復するまで我慢してくれます。
雅白が大切に育てている桃から作った桃酒があるのですが、それを飲めば人間でも食事を取らなくても生きていけるらしいと。ハンパねぇ……
最初はそれだけを飲めば良いと言ってくるのですが、主人公は物を食べたいと言うんですよね。
そこで魚を取りに行って焼き魚にして2人で食べて、雅白が一緒に食べる楽しさを知ります。
山が出来たと同時に生まれた存在なので親はもちろんいないですし、誰かと一緒に何かをする楽しさを知らないんですよね。
主人公と一緒になる事でそういう事の楽しさを知って、こういうのも良いなってなってくれる……ありきたりですが私はこういう王道なお話が大好きです。
雅白は200年生きてますし、山が死ぬまでは生きる存在です。神様ですし。
そんな天狗の嫁になるには雅白が作った酒を飲み続けて雅白の妖力を取り込まないといけないんです。雅白いわく血の味も変わるらしいのですが……つまり嫁になるということは人間ではなくなる。
雅白との生活にも慣れてきた主人公ですが、里に火が上がっているのを見て病気を患っていた父が亡くなったかもしれないと心配になって里を見に行きたいと言うのですが、まだ主人公の事を完全に信じきれていない雅白は一度里に返せば主人公は自分の元に戻ってこないと思っているんです。
なのでつまらん里心は忘れろと言い聞かせるのですが、主人公はずっと泣いてしまいます。
そこで雅白がもう嫁はいらぬと突き放して里に帰らせてしまいます。
ここの雅白が雄って感じでとても好きです。
父親が生きていた事を確認し以前雅白から貰っていた雅白の妖力が詰まっている桃(食べれば病は治り長寿になる昔話あるあるな便利な果実)を父に食べさせ元気になり安心したので、
主人公は雅白の元に戻ってきます。
主人公がいなくなった事により傷心になった雅白はメンタルボロボロなので山は荒れ果て禿山同然の状態にまでなってしまってました。
いなくなったらメンタルボロボロになるくらいいつの間にか主人公の事を愛していたって事実にもうめちゃくちゃ愛おしくなります。
主人公がいなくなってから初めて寂しいという感情を知ったという話がとてもエモくて……
お互いの気持ちを確認した所でクライマックスですよね、えっちをして身体も心も繋がって山も復活し夫婦として改めて夫婦生活を営むことなりましためでたしめでたし。
個人的に雅白の性感帯が羽根なのがたまらなかったです。
特典CDも3種類聴きましたが時系列にすると、ステラワース→シーガル→アニメイトですね。
ステラワース特典で初めて海に来た2人が波打ち際でイチャイチャ水を掛け合っているのがもうとても可愛くて……
そういえば、ここで浜で拾った桜貝がシーガル特典での話に繋がっているんです。
シーガル特典は浜で拾った桜貝を水引と合わせて雅白が嫁の為に簪を作ってくれる所から話が始まります。こう見ても手先が器用な雅白。
話の流れから主人公の嫁入りよりしばらく前に女狐がしきたりの嫁入りだと嘘を言って近づいてきた話を聞いて主人公は嫉妬してしまうんです。
雅白は生まれたときからいずれ人間の嫁をとるというしきたりを大事にしてたので一途なんですよね。そういうところが可愛いんですよ。
自然とイチャイチャからえっちになるのですが、なんかもう熊肉さんの演技が嫁が愛おしいっていう感情が出ていてとても好きです。
あれだけ里には返さないと言っていた雅白ですが、2人で里に行ってみるか?と提案してきます。
羽根を隠して人間に擬態することはできるそうです。
心に余裕が出来て信頼関係も築き考え方が変わってきたのも良いなぁと思いました。
雅白の一人称のわしですが、最初はわしかぁ……と思っていたのですが、何回か聴いたら割とすんなり受け入れられました。
というか雅白の性格が好きなんです。
ポジティブで後日談の特典CDでは嫁に対する愛情深さもあり、でもたまに子供っぽい所もあって、甘えてもくる。そのギャップがもう大好きですね。
アニメイト特典の母乳のところほんと好きです笑
アニメイト特典では子供が生まれているので雅白がちゃんと父親をしている所もきけてとても良いです。
えっちに夢中になって、嵐になっていた事に気づかなくて焦るのも雅白らしいのですが、あそこの話途中で終わってしまったのですが、息子ちゃんと連れて帰ってきたのか地味に気になって、モノローグ処理でも良かったからそこまでいれてほしかったな!
というか既にアフターCD欲しいんですけど()
出ないだろうとは思っているんですけど、ほしくなってしまうよ〜〜〜
後、古い作品も聴いていると熊肉さんがだんだん演技が上手くなっていることにニッコリしてしまいますね。
というか成長スピード割と早いですよね。
リップ音とか初期と比べたら全然違いますよ。
努力したのが伺えますね。
まぁ、似た声の人も追っているのでリップ音とか水音の演技を研究しているという話も知っているので……今後も期待できちゃいますね。
今年は本当にびっくりするくらいひっぱりだこになってますよね熊肉さん。
monthlyも来月から出ますし、バーテンめちゃくちゃ気になってます。
個人的にツナボニさん大好き人間なので、いつか起用される事を期待していますよ。
新しいレーベルにもいくつか起用されるようになってますし、とても期待しています。
個人的に熊肉さんは距離感の近さがテトラさんに似てるんですよね。
最初聴いたときびっくりしましたもん。
ここまで近いのテトラさんしかいないと思っていたので……
声の高低差としてはおふたりとも似ていると思います。
熊肉さんの方が声が爽やかめかな。
いつかおふたりのさんぴ……ほしいですねぇ……笑
気になって、改めて天狗でググってみたりしましたよ。
特典CDですが、天神地祇とか海神とかでてきますし、雅白の言葉遣いもそうですが意外とストーリーはしっかりしてるという印象です。